英検2級のリスニングで、「英語が速すぎる」「自分には向いていない」と感じている人は多いと思います。ただ、その感じ方の中身は人によって違います。語彙が足りないのか、知っている語なのに音として拾えないのか、聞こえてはいるが処理が追いつかないのか。どれなのかで、やるべき練習は変わります。
この記事では、原因の切り分け方から、2つの形式それぞれの聞き方、選択肢の先読み、スクリプトを使った復習、音読からシャドーイングまでの順番、そして学習サイクルまでを扱います。「とにかくたくさん聞く」で止まっている人ほど、読む意味があるはずです。
英検2級リスニングの形式と時間
まず全体像です。2級の一次試験は、リーディングとライティングで85分、そのあとリスニングが約25分。リスニングは次の2つの形式、合計30問です。放送はどちらも1回だけで、選択肢は問題冊子に印刷されています。
- 第1部|会話の内容一致選択15問
2人の会話を聞いて、その内容についての質問に答えます。家庭・学校・職場・買い物といった身近な場面が中心です。
- 第2部|文の内容一致選択15問
物語文や説明文のパッセージを聞いて、内容についての質問に答えます。人物の体験談や、あるテーマの解説が流れます。
ここで押さえておきたいのは、2級のリスニングの大分類が、会話とパッセージの2つだということです。準1級のReal-Life形式や1級のインタビュー形式のような独立した大問はありません。ただし、アナウンスが題材として扱われることはあります。まずは会話とパッセージという2つの型に慣れましょう。
一方で、問題数は30問と決して少なくありません。約25分で30問なので、1問ごとに立ち止まる余裕はほとんどない、という感覚は持っておいてください。
Note
出題形式・問題数・試験時間は変更される可能性があります。受験前には必ず公益財団法人 日本英語検定協会の公式サイトで最新の情報をご確認ください。
聞き取れない5つの原因
リスニングが苦手というのは、才能の話ではありません。音が意味になるまでにはいくつかの段階があって、そのどこかで止まっているだけです。2級で詰まりやすいのは次の5か所です。
① 単語・表現を知らない
音は拾えていても、その語の意味を知らない。読んでも分からない語は、聞いても分かりません。
② 知っているのに音で認識できない
文字なら一瞬で分かる語が、発音されると別物に聞こえる。2級学習者によくあるタイプです。
③ 一文の処理に時間がかかる
前の文の意味を考えているうちに、次の文が流れてしまう。英語を前から処理する感覚がまだ身についていない状態です。
④ 内容を覚えていられない
途中までは分かっていたのに、質問を聞く段階で会話の前半が抜けている。第2部の長めの音声で起きやすくなります。
⑤ 形式に慣れていない
どこに注意して聞けばいいのか分からず、全部を同じ重さで聞いてしまう。結果として、肝心な部分を落とします。
以降のセクションは、どれも「①〜⑤のどれを直す話か」に対応しています。
「聞こえない」のか「意味が分からない」のかを区別する
原因を探るには、まず1題を音声で解いたあとにスクリプトを読み、次のどれに当てはまるかを確認してみてください。複数の問題で同じ傾向が出るかも記録すると、より判断しやすくなります。
音声では分からなかったが、スクリプトを見たらすぐ分かった
音の認識や英文を処理する速度に課題がある可能性があります(原因②③)。音読やオーバーラッピングで、音と意味の結びつきを確認しましょう。
スクリプトを読んでも意味が分からない
語彙や文法の問題です(原因①)。聞く量を増やしても解決しないので、読んで分かる状態を先に作ります。
一文ずつなら分かるのに、質問に答えられない
処理の速さや、内容を覚えておく力の問題です(原因③④)。聞き方と解き方を変える必要があります。
ここを分けずに「リスニングが苦手」とまとめてしまうと、効かない練習に時間を使うことになります。たとえばスクリプトを読んでも意味が取れない段階でシャドーイングを増やしても、音をなぞる作業にしかなりません。
リスニングでも語彙力は必要
リスニング対策というと音の練習を思い浮かべますが、2級では語彙で止まっている人も少なくありません。ただし、単語帳を1周すればリスニングが伸びる、という話ではありません。
読解で必要なのは「見て意味が分かる」状態ですが、リスニングで必要なのは「聞いた瞬間に意味が出てくる」状態です。この差は思っているより大きく、文字なら一瞬で分かる語でも、音になると素通りしてしまいます。単語帳を使うなら音声つきのものを選んで、必ず音と一緒に覚えてください。
「読める単語」を「聞ける単語」に変える
原因②はよくあるつまずきの一つで、練習による改善が期待できるところです。やることは、文字と音と意味を結び直す作業です。次の順番で進めてみてください。
- 1
音声を聞いて、解けるところまで解く
この時点で文字を見てしまうと、あとの工程が全部意味を失います。音だけで最後まで進めてください。
- 2
聞こえなかった箇所に見当をつける
全体を「難しかった」で終わらせず、どのあたりで落ちたのかを思い出してみます。
- 3
スクリプトで、単語と音を確かめる
文字で見れば分かる語なのかどうかを確認します。分かる語だった場合は、音の認識や処理速度に課題がある可能性があります。
- 4
自分でも声に出す
聞こえたとおりに真似して言ってみます。自分で発音を再現する練習は、音のつながりや弱く発音される部分への気づきに役立ちます。
- 5
もう一度、音声を聞く
さっき聞こえなかった箇所が、はっきり聞こえるようになっているかを確かめます。ここまでで1周です。
- スクリプト
I'll pick it up at eight.
pick it up は3語がつながって1つの塊のように聞こえることがあり、at eight も切れ目が分かりにくくなることがあります。文字では理解できる文でも、音のつながりや弱化によって聞き取りにくくなる一例です。
この作業は、1題まるごとやる必要はありません。聞こえなかった数行だけで十分です。むしろ全部でやろうとすると続かないので、対象を絞ってください。
2つの形式で、聞くものを変える
30問を同じ聞き方で処理しようとすると、どこかで崩れます。形式ごとに「何を取りに行くか」を決めておくだけで、落とす問題は減ります。
第1部(会話)|取りに行くもの
2人の関係、場所、話題、そして最後にどうすることになったか。細かい単語ではなく、会話の着地点です。
第1部|失点しやすいところ
前半に出てきた言葉をそのまま答えにしてしまうこと。話の途中で案が変わるパターンが多いので、最後まで聞いてから選びます。
第2部(パッセージ)|取りに行くもの
物語文なら「誰が・いつ・何をして・どうなったか」の順番。説明文なら「何の話で、何が理由で、結局どうなのか」です。
第2部|失点しやすいところ
冒頭を聞き逃すと、誰の話なのかが分からないまま最後まで進んでしまいます。出だしの1〜2文にいちばん集中してください。
どちらの形式で落としているかは、記録を残さないと分かりません。第1部と第2部に分けて正誤を書いておくと、次に何を練習すべきかが決まります。
会話では「状況」と「最後の結論」を追う
会話に出てきた単語をすべて覚える必要はありません。むしろ全部を覚えようとするから、肝心なところで容量が足りなくなります。追うのは次の5つで足ります。
- 誰と誰が話しているのか(家族か、友達か、店員と客か)
- どこにいるのか
- 何について話しているのか
- 何が問題になっているのか
- 最後に、何をすることに決めたのか
- A
How about meeting at six?
- B
I have a class until six thirty. Can we make it seven?
- A
Sure, seven works.
最初に出てくる six を覚えていると、そのまま誤答を選びます。会話は「最初の案が変更される」流れになることが多いので、決まったのは最後だ、という意識で聞いてください。
一部を聞き逃しても、そこで止まらない
1語聞き取れなかったときに「今のは何だっただろう」と考え続けると、その後に流れた部分まで聞き逃しやすくなります。
分からない部分があっても、すぐに意識を次へ戻してください。会話やパッセージは、同じ内容を別の言い方で繰り返すことがよくあります。1語逃しても、あとから補える場面は多いと考えておくと落ち着いて聞けます。
「聞こえた」だけでは正解できない
内容はだいたい分かったはずなのに、選んだ答えが違う。この場合、足りないのは聞く力ではなく解き方です。
会話の途中の情報だけ覚えている
耳に残ったフレーズは覚えているのに、最終的にどうなったかが抜けている。着地点を優先して聞きます。
最後に意見が変わったのを聞き落とす
終盤でひっくり返るパターン。音声が終わる直前まで気を抜かないでください。
同じ単語が入った選択肢を選ぶ
聞こえた語が含まれているだけで正しく見えてしまう。同じ語が選択肢にあっても、内容まで一致しているとは限りません。
否定表現を聞き落とす
not や never、didn't など、1語で意味が反対になる表現。ここを落とすと正反対の選択肢を選びます。
誰の意見なのかを取り違える
男性が言ったことを女性の意見として覚えてしまうパターン。会話問題で注意したい誤答の一つです。
自分の常識で補ってしまう
ふつうに考えればそうでも、音声で言われていなければ不正解です。
- 音声
The train was delayed because of heavy snow.
- 正解になりうる選択肢
Bad weather caused a delay.
heavy snow が bad weather に置き換えられています。音声と同じ語があるかではなく、内容と意味が一致しているかを確認してください。
選択肢の先読みは「違い」を見る
選択肢に目を通しておくと有利になりますが、全部をきれいに日本語に訳そうとすると間に合いません。見るのは、4つの選択肢が何で食い違っているかだけです。
Point
先読みで拾うのはこれくらい
- 人物が並んでいるか(誰の行動が問われそうか)
- 場所が並んでいるか
- 行動(動詞)が違うのか
- 数字や時刻が並んでいるなら、数字を待ち構える
- 理由らしき表現が並んでいるなら、because のあとに集中する
訳すのではなく、目で拾うだけで構いません。違いが「時刻」にあると分かっていれば、音声では数字に注意を向けられます。間に合わないと感じるなら先読みは捨てて、音声に集中するほうが点は安定します。先読みは義務ではなく、余裕があるときの武器です。
スクリプトを見る前に、もう一度聞く
答え合わせのあとすぐスクリプトを開くと、「聞けば分かったのか」「そもそも英文を知らなかったのか」の区別がつかなくなります。ひと手間を挟んでください。
- まず音声だけで解く
再生は1回だけ。巻き戻したくなっても我慢して、最後まで通します。
- 答え合わせをする
何番を間違えたかだけを見ます。ここではまだスクリプトを開きません。
- 間違えた問題の音声を、もう一度聞く
正解を知った状態で聞くと、「ここでこう言っていたのか」と分かることがあります。分かったなら、原因は音ではなく注意の向け方です。
- それでも分からなければスクリプトを見る
ここで初めて文字を確認します。聞いても分からなかった箇所こそ、いちばん学べるところです。
スクリプトで確認する4つ
① 知らなかった単語
そもそも読んでも分からなかった語。意味を調べたら、必ず音でも聞き返します。
② 知っていたのに聞こえなかった単語
この記事でいちばん重要な項目です。ここに印をつけた語が、次の音読の対象になります。
③ 意味が取れなかった英文
語は全部分かるのに意味が通らなかった文。主語と動詞を確認して、どこで崩れたのかを見ます。
④ 正解の根拠になった箇所
答えが決まる一文がどこだったか。ここを毎回確認していると、次から「聞くべき場所」の感覚がついてきます。
4つに分けるだけで、復習が具体的になります。「難しかった」で終わっていたものが、「②が5個あった」という形になれば、次にやることは自動的に決まります。
いきなりシャドーイングしなくていい
リスニングの練習法としてシャドーイングが有名ですが、2級の段階でいきなり始める必要はありません。意味が分からない英文を追いかけても、音をなぞる作業になってしまいます。順番があります。
- スクリプトを読んで理解する
まず日本語で内容が分かる状態にします。ここが土台です。
- 音声を聞きながら英文を目で追う
文字と音がどう対応しているかを確認します。つながって聞こえていた箇所が見つかります。
- 自分で音読する
意味を思い浮かべながら声に出します。速さより、正しく読めることを優先します。
- 音声に合わせて読む(オーバーラッピング)
スクリプトを見ながら、音声とぴったり重ねて読みます。強く読まれる語と弱く消える語の差が体に入ります。
- 慣れたらシャドーイング
スクリプトを見ずに、聞こえた音を少し遅れて追いかけます。ここまで来なくても効果は出ます。
音読がリスニングに効くのは、英語を前から順に処理する感覚が身につくからです。日本語の語順に直しながら読む癖があると、音声には絶対に追いつけません。声に出して読む練習は、その癖を外す作業でもあります。
再生速度は、目的に合わせて使う
音声の速度を変えられる環境があるなら、目的を決めて使ってください。何も考えずに倍速で流すのは、練習になりません。
- 遅め:聞き取れなかった音を確認するため。ゆっくりにして初めて「その語があった」と気づけます
- 標準:本番に近い状態で、内容を理解できるかを試すため。ここが土台です
- 速め:すでに十分理解できている素材で、処理の速さに負荷をかけるため
Note
速い英語をたくさん聞けば聞くほど伸びる、ということはありません。標準速度で内容が取れないうちに倍速にしても、分からないものが分からないまま流れていくだけです。
聞きながら、全部を書こうとしない
英文をそのまま書き取ろうとすると、書いているあいだの音声が抜けます。放送は1回だけなので、メモに気を取られること自体が失点につながります。
- 数字(時刻、金額、個数など)
- 人名や、誰の発言かの区別
- 場所
- 選択肢の判断に関わりそうな情報
記号と単語だけで十分です。慣れないうちは、メモを取らずに聞いたほうが正答率が高いこともあるので、演習で両方試して自分に合うほうを選んでください。
間違えた原因を5種類に分ける
「リスニングが苦手」を、具体的な弱点に変える作業です。1題解いたら、落とした問題ごとに次のどれだったかを決めてください。
① 語彙不足
読んでも分からない語があった。まず読んで分かる状態にしてから、音で覚え直します。
② 音を認識できなかった
文字なら分かる語が聞こえなかった。よくあるつまずきの一つで、音読とオーバーラッピングの対象です。
③ 意味を処理できなかった
聞こえたが、理解が追いつかなかった。音読で前から処理する練習を増やします。
④ 内容を忘れた
前半の情報が抜けていた。全部を覚えようとせず、状況と結論に絞って聞く練習をします。
⑤ 選択肢判断を間違えた
内容は分かったのに選択肢で外した。上の誤答パターンのどれに当てはまるかまで確認します。
複数の問題について記録を残すと、自分の傾向が見えやすくなります。②が多いなら音の練習、①が多いなら語彙、⑤が多いなら解き方。ここまで絞ることで、次にやることが決まります。
よくある失敗と、その直し方
聞き流すだけで終わる
BGMのように流しても、処理していない音は残りません。設問に答えるつもりで、集中して聞く時間を確保してください。
問題数だけを大量にこなす
解いた数が増えても、原因を特定していなければ同じところでつまずきやすくなります。新しい問題の数だけを追わず、一つひとつを原因分析と復習まで通すことが大切です。
答え合わせだけで終える
正誤の確認は復習の入口にすぎません。聞き取れなかった箇所の特定まで進めて、ようやく1題が終わります。
最初からスクリプトを見る
先に読むと、聞けば分かったのか知らない英文だったのかが判別できません。必ず音声で解き、もう一度聞いてから開いてください。
単語を文字だけで覚える
意味を知っていても、音として知らなければリスニングでは使えません。音声つきの単語帳を使うか、演習で出会った語を音と一緒に確認してください。
1語聞き逃しただけで集中が切れる
考え込んでいるあいだに、その後の数秒も失います。分からなかった語は一度あきらめて、意識をすぐ次に戻す練習をしてください。
選択肢を完全に訳そうとする
訳し切ろうとして放送の冒頭を逃すのが、いちばん避けたい失敗です。4つの違いを目で拾う程度にとどめてください。
意味を理解せずにシャドーイングする
音だけを追いかけても、内容が分からないままでは得点になりません。理解 → 音読 → オーバーラッピングの順で積み上げてください。
苦手な原因を分析しない
語彙か、音か、処理速度か、解き方か。分けていないと、効かない練習を続けることになります。上の5種類で分類してください。
毎回違う教材に手を出す
次々に新しい音声へ移ると、復習まで手が回りません。1つの音声を数回使い切るほうが、耳に残ります。
効果的な学習サイクル
ここまでの内容を、1題の中で実行する手順にまとめます。問題数を増やすのではなく、同じ音声から聞き取れなかった原因を1つずつ減らしていく、という考え方です。
- 1
本番形式で問題を解く
放送は1回。途中で止めず、分からない語があっても最後まで聞きます。
- 2
答え合わせをする
第1部と第2部に分けて、何問取れたかを残します。どちらが弱いかが見えてきます。
- 3
間違えた問題をもう一度聞く
正解を知った状態で聞き直します。ここで分かるなら、原因は音ではなく注意の向け方です。
- 4
スクリプトを確認する
知らなかった語、聞こえなかった語、意味が取れなかった文、正解の根拠。この4つに印をつけます。
- 5
語彙・音・意味を確認する
調べた語は、必ず音声の中でどう響いていたかを聞き返します。文字だけで終わらせないでください。
- 6
音読またはオーバーラッピングをする
聞こえなかった数行を対象に。全文をやる必要はありません。
- 7
必要に応じてシャドーイングする
余裕があれば取り組みます。まずは前のステップまでを丁寧に行うことが、聞き取りの改善に役立ちます。
- 8
スクリプトを見ずに、もう一度聞く
さっき聞こえなかった箇所が聞こえるかを確かめます。ここで手応えが出ます。
解いた題数だけでなく、STEP 8まで届いた題数も記録してください。無理のない題数でも、原因分析と復習まで継続することで学習の質を保ちやすくなります。
まとめ
英検2級のリスニングで伸び悩んでいるなら、まずはこの記事で挙げた5つの原因に沿って切り分けてみてください。「読めば分かるのに、音になると分からない」場合は、音読とオーバーラッピングが改善に役立ちます。自分の課題に合った練習を選ぶことが大切です。
そのうえで、スクリプトはすぐ開かず、まずもう一度聞く。聞こえなかった数行を音読して、最後にスクリプトなしで聞き直す。この1周を丁寧にやるほど、次の1題が楽に聞こえるようになります。
Note
本記事は学習方法をまとめたものであり、合格を保証するものではありません。出題形式・問題数・試験時間の最新情報は日本英語検定協会の公式サイトをご確認ください。「英検」は公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
参考資料
よくある質問
- 英検2級のリスニングは何問ありますか?
- 会話の内容一致選択が15問、文の内容一致選択が15問で、合計30問です。放送はどちらも1回のみで、試験時間は約25分です。準1級や1級と違い、形式は2つだけです。
- 単語は知っているのに聞き取れません。どうすればいいですか?
- 音のつながりや弱化を認識できていない、または英文を処理する速度に課題がある可能性があります。スクリプトを見ながら音声と同時に読むオーバーラッピングは、音と文字を結びつける練習に役立ちます。聞こえなかった数行を対象にして繰り返してみてください。
- シャドーイングから始めたほうがいいですか?
- 2級の段階で、必ずシャドーイングから始める必要はありません。スクリプトを理解する → 音声を聞きながら英文を目で追う → 音読する → 音声に合わせて読む、の順で進めてみてください。まず音と意味を結びつけてから取り組むことが大切です。
- 選択肢の先読みはしたほうがいいですか?
- 余裕があるなら有利ですが、必須ではありません。訳し切ろうとして放送の冒頭を逃すのが最も避けたい失敗です。4つの選択肢が人物・場所・行動・数字のどれで食い違っているかを目で拾う程度にとどめてください。
- 毎日聞いているのに伸びている気がしません。
- 聞いた回数ではなく、あいだに原因の特定が挟まっているかで結果が変わります。解く → もう一度聞く → スクリプトで4項目を確認する → 音読する → 聞き直す、というサイクルにしてみてください。同じ音声を使い切るほうが、新しい音声を消費するより定着します。